ライ麦パンのこと(読み物)
ライ麦って、どんなパン?
ライ麦は、小麦とは別の穀物です。
小麦のパンのようにふんわりとは膨らまず、ずっしりと重く、ほのかな酸味があります。初めて食べると、その密度に驚くかもしれません。けれどこのパンは、北欧やドイツで何百年も主食として愛されてきた、長い歴史を持つパンです。
慣れてくると、小麦のパンにはない、噛むほどに広がる深い味わいに気づきます。
体にうれしい理由
ライ麦は、食物繊維がとても豊富です。一般的な食パンの数倍ともいわれます。
その食物繊維のおかげで、食べたあとの血糖値がゆるやかに上がります。腹持ちがよく、少量でも満たされるので、毎日の食事に取り入れやすいパンです。鉄や亜鉛、ビタミンB群といったミネラルも多く含まれています。
ずっしりと重いのに、体には軽い。そんなパンです。
おいしく食べるコツ
ライ麦パンには、おいしく食べるための小さなコツがあります。
まず、薄く切ること。5〜8mmほどの薄切りにすると、口当たりがよくなり、ライ麦本来の風味を感じやすくなります。
軽くトーストするのもおすすめです。表面が香ばしくなり、酸味がやわらいで、外はカリッと、中はしっとりとした食感が生まれます。乾燥が気になるときは、霧吹きで水を含ませてから温めてください。
何と合わせる?
ライ麦パンは、何かと合わせることで真価を発揮します。
一番間違いないのは、乳製品。バターやクリームチーズの脂肪分が、酸味をまろやかに包んでくれます。蜂蜜やジャムの甘みも、酸味と引き立て合います。
スモークサーモンや生ハム、レバーペーストといった塩気と旨味の強い食材も好相性。デンマークには、薄切りのライ麦パンにたっぷりのバターを塗り、こうした具材を彩りよくのせる「スモーブロー」という伝統的な食べ方があります。
意外なところでは、和の発酵食品とも合います。味噌や、味噌とクリームチーズを混ぜたディップ。発酵食品同士、深い旨味が響き合います。スープに浸して、パンに旨味を吸わせるのもおすすめです。
緋色のライ麦
緋色のライ麦パンは、国産オーガニックライ麦、ライ麦で焼いています。デンマークの「ロブロ」のような、ライ麦100%のどっしりとしたパンです。
薄く切って、好きなものをのせて。あるいはスープに浸して。あなたの食卓で、長く楽しんでいただけたら嬉しいです。